オーナーメッセージ
実家にあった1本のブルーベリー
小さいころ、実家にあった1本の品種もわからない1本のブルーベリーの木。
思い返すとこれがベリーファームの始まりかもしれません。
人づてに農地を使用できるというお話をいただき、一年発起し農業の道へ進むことに。
何を栽培するか考えた時に、頭に浮かんだのが冒頭の1本のブルーベリーでした。
そこから構想を練り、2005年にオーガニックブルーベリー専門農家として新規就農。最初は何も知らない素人でしたが、インターネットやブルーベリー専門書を頼りに情報収集し、色々な課題にぶつかりながらも有機栽培に取り組んできました。2009年には収穫量は少ないながらもブルーベリー観光農園としてブルーベリーの収穫を開始することができ、翌年以降もブルーベリー観光農園として営業しながらも、ブルーベリー収穫をしてきました。
収穫開始からから数年、ブルーベリーの収穫量も増え、ブルーベリーをどのように使っていくのが良いのかと頭を悩ませる日々が続きました。
畑の中で食べたアイス
2010年の9月、ブルーベリーの収穫も落ち着き、昼食後のおやつにコンビニで買ってきたアイスを畑の中で食べているとき、すごく幸せな気持ちになっている自分に気づきました。
『畑の中で風を感じながら食べるアイスは美味しい…』
この気づきから、自社のブルーベリーを使ったジェラート製造の夢がスタートしました。
農場の中にお店を作るので役所の特別な許可が必要であったり、上下水道設備の整備をしたりと、色々と大変なことはありましたが、徐々にジェラートショップ開業に向けて歩き始めました。
2011年11月にはイタリアのボローニャにあるジェラート専門学校に行き、ジェラート製造の基本を学び、北海道に戻ってからはジェラートのレシピ、スタッフの指導、オペレーションの構築、メニュー構成など店舗開店準備を進めていきました。
そして2013年4月20日、念願のジェラートショップ『ジェラテリア ミルティーロ』をオープンさせました。
開店から10年、そして・・・
2023年で開店して10年が経ちました。
開店から10年、札幌への支店出店や日本各地の北海道物産展出店、他社様とのコラボ、コロナ下での困難な営業など様々な成功、挫折を経験しました。
現在は千歳本店の営業に集中しミルティーロを好きでいてくれるお客様により美味しいジェラートを提供し、スタッフとともに笑顔溢れる毎日を過ごしています。ミルティーロは2023年4月で開店から10年を迎えます。
ここまで営業してこられたのは、ミルティーロを好きでいてくれた多くのお客様、そしてお店の運営を助けてくれたスタッフたちのおかげです。
これからも、『安心安全なジェラートで笑顔に』をミルティーロの理念とし、お客様、そしてお店のスタッフとともにジェラートで笑顔溢れる世界を作っていきます。
オーナープロフィール
加藤寛志
1979年
北海道千歳市で生まれる
2005年
有限会社ベリーファーム設立
北海道千歳市長都でオーガニックブルーベリー専門農家として新規就農
2009年
オーガニックブルーベリー観光農園を開園
2011年
ボローニャのジェラート専門学校でジェラートを学びその課程を修了
2013年
『ジェラテリア ミルティーロ』オープン